対応可能な加工のご案内
EASY CRAFTでは、旋盤加工・ミーリング加工・表面処理・研削加工まで、
小ロット1個からまとめ加工まで対応しています。
このページでは、トップページの簡易見積フォームで入力していただく
各項目の意味や、実際にどのような加工を行うのかをやさしく解説します。
1. 基本形状・個数
見積のベースになるのが「個数・完成品最大外径・完成品全長・材質」です。 ここでおおまかな材料体積と重量を計算し、材料費+基本工賃を算出します。
個数
同じ形状でも、1個だけ作る場合と10個まとめて作る場合では段取り回数が変わります。 一般的に、個数が増えるほど1個あたりの単価は下がる傾向があります。
完成品最大外径・完成品全長
旋盤や研削盤にはチャック径やストロークに制限があるため、 外径と全長は「加工できるかどうか」を判断する重要な項目です。 また、体積から材料費を計算する際のベースにもなります。当社ではΦ300mm、長さ600mmまでの加工が可能です。
材質
アルミ、一般鋼(S45C・SS400など)、ステンレス(SUS304)、 工具鋼や高速度鋼(SKD11・SKH3など)といった材質によって、 切削性や工具摩耗、必要な切削条件が大きく変わります。 硬くて削りにくい材質ほど、加工時間と工具コストが増えるため単価が上がります。
2. 旋削加工(旋盤)
旋盤では、材料を回転させてバイトと呼ばれる刃物を当てることで、 円筒形状やテーパー、ネジなどを加工します。 外径だけでなく、穴の内側を仕上げる内径加工も対応可能です。
内径加工あり
ドリルで開けた穴をさらに広げたり、内面をきれいに仕上げる加工です。 中ぐり(ボーリング)とも呼ばれ、軸受部やはめあい部の穴など、 高い真円度と寸法精度が必要な箇所に使われます。
溝加工
シャフトの外周や端面、内径に溝を彫る加工です。 Cリング・スナップリング用溝、Oリング溝、オイル溝などが典型的な例で、 部品の固定やシール、潤滑のために使われます。
ねじ加工
旋盤で行うねじ切り加工です。外径ねじ・内径ねじのどちらも対応可能で、 メートルねじ、ユニファイねじ、管用ねじなど図面指定に応じて加工します。 ピッチが細かいねじや精度等級が高いねじほど、段取りと確認に時間がかかります。
ローレット加工
つまみやノブ、工具のグリップ部などに施す、すべり止め用のギザギザ模様です。 綾目(アヤ目)や平目などのパターンがあり、手でつかんだときに力が入りやすく、 すべりにくくなるのが特徴です。
交差 ±5/100mm 以下
「±0.05mm以内」といった寸法公差の指定です。 公差が厳しくなるほど、仕上げ切削や測定の回数が増えるため、 加工時間が長くなりコストも上がります。
3. ミーリング加工(フライス)
ミーリング加工は、回転するエンドミルやドリルで側面や穴、溝などを削る加工です。 旋盤では難しい四角形や段付き形状、キー溝などを加工できます。
縦穴(キリ穴/タップ)
部品の上面からまっすぐあける穴です。キリ穴は単純な貫通穴・止まり穴、 タップはねじを切ってボルトをねじ込めるようにする加工です。
横穴(キリ穴/タップ)
側面からあける穴で、セットスクリュー用のタップ穴などに使われます。 段取りが増えるため、縦穴よりやや工数がかかります。
キー溝
軸とハブを確実に固定し、トルクを伝達するための溝です。 旋盤で外径を仕上げた後、フライス盤やマシニングセンタで加工します。
ミーリング形状(単純/複雑)
L字形の段加工や1~2面の簡単な加工であれば「単純形状」、 3D形状やポケットが多数あるもの、治具追加が必要なものは「複雑形状」として 見積しています。形状が複雑なほどCAMデータ作成や段取り時間が増えます。
4. 表面処理
機械加工だけでは得られない耐摩耗性・耐食性・外観を付加するために、 熱処理や表面処理を組み合わせることがあります。
熱処理(焼き入れ)あり
S45Cや工具鋼などを高温に加熱して急冷し、硬く・摩耗しにくくする処理です。 焼き入れ後は研削加工で仕上げることが多く、高精度なシャフトやピンに用いられます。
黒染あり
鉄系材料の表面に黒い皮膜を作る処理で、防錆と反射防止を兼ねた仕上げです。 寸法変化がほとんどないため、精密部品にもよく用いられます。
アルマイトあり
アルミ材に行う陽極酸化処理で、表面に硬くて耐食性の高い皮膜を形成します。 カラーアルマイトにより外観を整えることも可能です。
レーザー刻印あり
型番やロット番号、目盛りなどをレーザーで刻印する加工です。 インク印字と違って消えにくく、トレーサビリティ確保や組立時の識別に便利です。
5. 研削加工
研削加工は、砥石を用いてμm単位の高精度で仕上げる加工です。 焼き入れ後の硬い材料でも、真円度や面粗さを高いレベルで揃えることができます。
外径研削加工
シャフトやピンなど円筒形状の外径を研削し、寸法精度と真円度を高める加工です。 ベアリング嵌合部など、高精度が求められる箇所に用いられます。
内径研削加工
穴の内側を研削し、内径寸法や面粗さを仕上げる加工です。 旋盤やボーリング加工よりさらに高い精度が必要な場合に選択されます。
交差 ±5/1000mm 以下
「±0.005mm以内」といった非常に厳しい公差です。 専用冶具や精密測定器を用いた管理が必要で、工程も増えるため、 加工単価は高めになりますが、その分高い精度を保証できます。
端面平研磨あり
部品の端面を研削して平行度・平面度を高める加工です。 ベアリング当たり面やスペーサーなど、厚み精度が重要な部品に有効です。
6. 発送先住所について
簡易見積フォームの最後で発送先の都道府県を選んでいただくのは、 送料を含めたおおよその総額を出すためです。 北海道・沖縄・離島などは運送コストが変わるため、あらかじめ地域区分で計算しています。
まずは簡易見積からどうぞ
ここで説明した各項目は、あくまで「概算を素早く出すための目安」です。
図面や現物写真を送っていただければ、加工しやすい形状へのアドバイスや、
コストダウン提案も含めて正式なお見積りをお出しします。